初夏の奈良旅2日目。 ◆初夏の奈良旅-12 斑鳩三塔巡り 法起寺 現存最古の三重塔を眺める の続き。

斑鳩三塔を巡ったところで、次なる目的地、小泉陣屋跡を目指す。

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法起寺から小泉陣屋へ
法起寺の傍には、バス停。もちろん、バス(近鉄の世界遺産きっぷには、バスのフリー券が含まれている)で行くこともできるが、徒歩移動。

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まもなく大和郡山市
斑鳩三塔付近には、ほとんど店舗が無い(法隆寺内にはありますよ)ので、水分確保は大切。
↑ の突き当り辺りから、大和郡山市に。 大和郡山市に入ると、のどかな景色から住宅地へと変わる。

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あともう少し
この変わった歩道橋を超えると、あともう少し。次の信号を右折したところに、溜め池が見えてくるのだが、ちょっと迷った。分かっていれば、簡単なのだが、道標は(たぶん)無い。溜め池の名称看板はあるのかもしれないが。

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小泉陣屋
中世に小泉氏の居館があったところ。関ヶ原合戦後、元和元年(1615)に、片桐且元(かたぎりかつもと)の弟片桐貞隆(さだたか)が1万6千石で入封。元和9年に、陣屋を構える。別称は、片桐城。錦水城。

賤ヶ岳七本槍の一人。しかし、大河“真田丸”では、なんか本当に人の好さそうな且元さん。これから、大変でしょうけど、どう描かれるでしょう。楽しみですな。 その弟が治めたところなんですね。その2代目が、貞昌(さだまさ)。茶人として有名。そして石州流の家元。徳川将軍家綱に茶の湯を教えている。

陣屋跡は、今も片桐氏宅。石州流茶道の本部。とても立派な門でしたよ。
↑ は、その隣に残るため池。かつての水堀。 葉が元気な季節だけに、櫓風の建物は葉に隠れ、水に映る方がよく見える? 往時の姿を何となく感じさせてくれる場所。

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なぎなた池
名前の通り、“なぎなた”のような形で残っているので、たぶんそう呼ばれているのでしょう。遺構は僅かではあるものの、雰囲気を感じることができる。

ここから、少し南下すると ↓

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小泉神社 城門
陣屋の裏門を移築したもの。堀を除けば僅かに残る遺構。

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小泉神社 拝殿
ご祭神 素戔鳴命 誉田別命
こちらの本殿は重要文化財。創祀時期は明らかではないが、室町時代のものらしい。 

陣屋の遺構は僅かしかないので、城好きではないと、ただの溜め池かも。


場所
撮影16年6月