適当な散歩録

愛知県三河の散歩。たまに遠州南信に遠征。その備忘録。放置系ブログです。

2015年06月

初夏の京都旅-6 山城二条城-ロ 二の丸御殿 本丸をぶらり

ホテルの朝食を食べながら、窓の外を眺めると、残念ながら雨。ホテルから二条城は全く見えないが、歩いて3分くらい。まあ、前日外堀沿いを歩いたので、ゆっくりでいいやと思ったのが、残念な結果に…。

開城の5分前ぐらいに到着するように歩いていくと、入場券売り場に長蛇の列…。えっ、こんなに…。 今の修学旅行生、団体ではないのですね。 しかも、リーダーがまとめて購入するのではなく、個別で購入。 ということで、まさかの大幅時間ロス。 開城と同時に入りたい方は、早めに並ぶことをお勧めします。 こんな場面でも、交通系ICカードで入城できると便利なんだけどなぁ。検討してください。

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案内板
修理中の東大手門をくぐり、右手に番所 → 唐門 → 二の丸御殿 → 二の丸庭園 → 本丸櫓門 → 天守台 → 西門 → 北土蔵(米蔵) → 北中仕切門

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番所
入城に遅れたので、じっくり眺めることなく進む。↓
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番所と東大手門
振り返って眺める。

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東南隅櫓
こちらも工事用の柵で覆われ、あまり近付けない。

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唐門
二の丸御殿の正門。 これを見るだけでも、二条城が儀礼のための城であることを感じる。
実に豪華絢爛な門。しばし眺める。

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二の丸御殿
車寄と遠侍
武家風書院造の御殿建築。建物面積は3,300平方メートル。部屋数33。畳は800畳余りある。

残念ながら内部の撮影はNG 
“きゅっきゅっ”と音がする“うぐいす張りの廊下”を歩きながらの見学。 昔は外部からの侵入者対策と聞いていたけど、今は単なる老朽化説も。真相は?  ただあれだけ大勢の人が、毎日のように歩けば、劣化するでしょうね。

二の丸御殿を出て、二の丸庭園へ↓

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(たぶん)遠侍・式台・大広間辺りだと思う
遠侍 大名の控室。
式台 大名が老中職と挨拶を交わす所。
大広間 将軍が諸大名らに対面した部屋。

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二の丸庭園と黒書院
黒書院 将軍と親藩・譜代大名が対面した部屋。

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二の丸庭園
池の中央に島を配した、書院造庭園。小堀遠州作らしい。

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(たぶん)白書院辺りだと思う
白書院 将軍の居間と寝室。

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東橋と本丸櫓門
橋を渡り本丸へ。 かつては橋の上に二階建ての廊下橋があり、天皇が姿を見られずに、二の丸御殿から本丸へ向かうことができるようになっていたらしい。
しかも二階廊下は昭和5年に解体されているようで、部材も完全に残っているらしい。残っているなら、ぜひ復元してほしい。

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東橋から内堀を眺める
本丸に向かって右方向(北)の内堀。 外堀よりも幅が広い。

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本丸内から眺める

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天守台
かつては本丸を一周する多門櫓があったようなので、そこから入っていたのでしょうかね。

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天守台から本丸御殿を眺める
今ある御殿は、京都御苑内にあった旧桂宮御殿を移築したもの。非公開。
かつては将軍の宿泊所である本丸御殿があった。天明8年(1788)に焼失。

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天守台上
かつてはここに五重天守が建っていた。 
こちらは寛延3年(1750)に落雷で焼失。

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天守台から南土蔵を眺める

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西橋へ

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西橋上から内堀を眺める
少し張り出している石垣が天守台。

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西門(埋門)
こちらは搦手側。

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北土蔵(米蔵)
米蔵なので、城内ではひっそりと建っているが、米蔵が現存するのは二条城のみらしい。実はかなり貴重なもの。

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内堀を眺める

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北中仕切門

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 本丸櫓門を眺める

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鳴子門

入城に出遅れたことが響き、北大手門はパス。次の目的地は、集合時間があるため、急いで二条城を後にすることに。↓

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地下鉄・二条城前駅
駅名の通り二条城のすぐそばにあるので、移動には便利。

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ホーム
安全だけど、車両の姿は実に見にくい。

御殿内はかなりの混雑。しかし、それ以外の場所になると、それほど混んではいないので、ある意味廻りやすい。 いろいろと見どころの多い二条城。 いくらか慌ただしい見学になってしまったが、さすがは将軍家の城。 防御重視の城とは違う、格式の高い城を楽しめた。 
撮影15年6月

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初夏の京都旅-5 山城二条城-イ 外堀をぶらり

この日の宿は、二条城近く。本来は翌日の朝、二条城の周りを巡るつもりだったのだが、今の時期は、18時を過ぎてもまだ明るい。しかも翌日の天気予報は、あいにくの雨。ということで、二条城の外堀沿いを歩くことに。

二条城 慶長7年(1602)に徳川家康が築城開始。 慶長8年、二条城に勅使を迎え、将軍宣下の儀が行われ、徳川政権が誕生。 京において徳川家の象徴の城。 しかし、皮肉にも、15代・徳川慶喜が大政奉還を表明し、江戸幕府の終焉の舞台となる。

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案内板
東南隅櫓を眺め、時計回りで外堀沿いを歩く。 → 南門 → 西南隅櫓 → 西門 → 北大手門 → 東大手門 → 東南隅櫓

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東南隅櫓
現存する二基の二重櫓の一つ。

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外堀(南側)

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南門

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外堀沿い歩道(南側)
広く歩きやすい散歩道。 時間は夕方なので、観光客の姿は、ほとんど見られず。たまに地元の方が、散歩しているぐらい。

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外堀(南側)
二条城の外堀は、ほぼ直線だが、南と北の外堀には、それぞれ一か所折れがある。

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西南隅櫓
東南隅櫓に比べて、若干小型。破風の形状が唐破風。
往時はこの向こう側に、五重天守がそびえていた。

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外堀沿い歩道(西側)
歩きやすいのだが、垣根の丈が高く、外堀の写真が撮りにくいのが難点。

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西門
搦手門。埋門で内部に枡形が存在する。
ここも垣根が高くて、撮りにくい。

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外堀(北西)

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外堀北西角辺りから西門を眺める
ここから眺めると、西門に向かって一部土橋が見える。往時はここから木橋が架けられていたらしい。

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外堀沿い歩道(北側)

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外堀(北側)

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北大手門
南門と比べると大きな門。通路は土橋。

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外堀・北東角

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外堀・北東角から北大手門を眺める
見ての通り、堀はそれほど広くない。防備の城というよりは、徳川家の象徴としての城という意味合いが大きいからだろうか。

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東大手門
二条城の正門。 北大手門と形状は似るが、さらに大きい櫓門。
残念ながら現在修理中。 本来の姿は↓

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工事前の写真

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東大手門辺りから眺める東南隅櫓

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東南隅櫓と外堀(南側)

さすがに閉門の時間を過ぎても、この辺りには、まだ観光客の姿がちらほら。
翌日は予報通り雨。 歩きやすい歩道とはいえ、雨だとしんどい。 歩き疲れていたが、前日に廻れてよかった。
へとへとになりながら、二条城には近いが、残念ながら全く見えない宿へ。
撮影15年6月

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初夏の京都旅-4 梅小路蒸気機関車館 SL群を眺める

仁和寺を後にして、次の目的地、梅小路蒸気機関車館を目指します。
仁和寺の二王門からも、よく見える嵐電・御室仁和寺駅。歩いて1,2分?

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嵐電北野線・御室仁和寺駅
駅に向かったのは14時過ぎ頃。 利用客は地元と観光客の半々ぐらいであった。

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改札口
今は無人駅。

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駅名標

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嵐電・帷子ノ辻行
自分が乗ったのは、北野白梅町行。

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車内から帷子ノ辻行を見送る

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車内

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終点・北野白梅町駅ホーム
交通系ICカード利用可。 manacaをタッチして改札を出る。

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嵐電・北野白梅町駅

駅前にあるバス停から、市営205系統のバスに乗り、七条千本バス停へ。
そこから歩いて、梅小路蒸気機関車館へ向かう。↓

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案内板

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梅小路蒸気機関車館入口
旧二条駅舎(資料展示館)
明治37年(1904)に建設された駅舎。現役時代は日本最古の木造駅舎と言われていたらしい。
平成9年(1997)に、梅小路蒸気機関車館に移築、復元。

もっと木造駅舎が増えればいいのにと思うが、なかなか難しいのだろうか?
中に入ると、入場受付がある。 木造駅舎ではあるが、交通系ICカードで入場できる。
駅舎内は資料館とグッズ売り場。 SLに関しての展示が充実。

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扇形車庫と蒸気機関車群
動態・静態含め、これほどSLが並ぶ姿は圧巻。 SLの煙突の上部にある黒い筒は、煤煙を排出させるためのもの。
公式HPによれば、19両の蒸気機関車を保存。動態保存車両は7両とある。
「SLを貸してくれ」と、名古屋市長の願い虚しく、大井川鉄道からはNOの返事。今度は明知鉄道に声をかけているようだが、ここを見れば、どう見てもSLの聖地はココである。 しかも、JR東海は全くSLに関心無く、名鉄は大井川鉄道から撤退予定。 あえて言えば、自動車の聖地の方が、違和感がないと思うのだが。

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分解修理中?
蒸気機関車館なので、展示施設ではあるのだが、半現役? ともいえる施設なので、かなり雰囲気を楽しむことができる。

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蒸気機関車たち
当たり前ではあるが、こうして見ると、随分顔が違うのだなと納得。

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扇形車庫

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転車台と扇形車庫

このすぐ近くに、SLスチーム号乗車コーナーがある。 ということで、乗り込む。↓


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SLスチーム号に乗車中
ただし客車は、遊園地にある乗り物のようなもの。 ずーっと、“♪線路は続くよ”が、流れている。この辺りも、遊園地っぽい。 距離は往復1kmと僅かなものだが、それなりに楽しめる。

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SL乗車中
正直、あまり眺めはよくない。しかも物置状態。リニューアルした場合は、きれいにするのだろうか?

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給水塔
蒸気機関車に欠かせない給水施設。

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SLスチーム号 転車台へ

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ただ今回転中

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SLスチーム号 アッシュピットへ
ここで給水や石炭の灰を落とすらしい。
この日のSLスチーム号は、C56形160号機。交替で運転している。

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模型
往時の扇形車庫
照明がガラスに写りこんで、クラゲが浮いてるような感じになってしまった。

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模型
リニューアルオープン完成予想
2015年8月30日、梅小路蒸気機関車館は閉館。2016年春に京都鉄道博物館として、オープン予定。
新幹線とリニアがメインのJR東海のリニア鉄道館とは、全く対照的な蒸気機関車館。新オープン後は、いろんな車両が並ぶのだろうけど、やはりここは、SLがメインであって欲しい。

蒸気機関車館を後にして、京都駅まで歩く。その途中にあったのが↓

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市電ひろば
市電カフェと市電ショップ 
駅の近くの市民公園なので、この日は観光客よりも、地元の人が多かった。 
この後、京都駅まで歩き、地下鉄に乗って宿へ。

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初夏の京都旅-3 洛西の名園を眺める 仁和寺

静寂な石庭の龍安寺を後にして、再びきぬかけの路を通り、次の目的地、仁和寺を目指します。

真言宗御室派総本山・仁和寺 平安時代、第58代・光考天皇が西山御願寺として着工したことに始まる。仁和4年(888) 宇多天皇が遺志を継ぎ、仁和寺を完成させる。その後、皇子皇孫が仁和寺の門跡となり、御室御所と呼ばれるようになる。(案内パンフより抜粋)

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案内板
地図を見ての通り、金閣から龍安寺に比べ、龍安寺から仁和寺は近い。
正直なところ、“きぬかけの路”は、それほど見所があるようには、感じなかった。(お店などはあったと思うが)
なので一般的には、バスでの移動がお奨め。バス停も目の前にある。 ただ龍安寺から仁和寺は、それほど距離がないので、バスのタイミング次第では、歩いてもさほど時間は、変わらないかも。歩いて10分ぐらいだったと思う。

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きぬかけの路から見る二王門
きぬかけの路は、歩きやすいが、交通量は多い。頻繁に見かけるバス。渋滞を除けば、便利で安い。(一日乗車券等の場合)

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案内板
大雑把に、二王門をくぐり左手にある、まず御殿を目指す。 御殿の宸殿から南北庭園を眺める。 → 中門 → 鐘楼 → 金堂 → 経蔵 → 五重塔 の順で巡る。

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二王門をくぐり中門を眺める
写真左手が拝観受付と御殿入口。写真右手の方には食堂などがある。

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境内から二王門を眺める
仁王門ではなく“二王門”。重要文化財。 
とにかく立派で巨大な門に圧倒される。 御殿入口辺りからでは、巨大すぎて写真が撮れないので、少し進んだ辺りでパチリ。 写真右下に写るのが受付。そして御殿入口。
 
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御殿を眺める
大玄関

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御殿内部
(たぶん)白書院辺りだったと思う。

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宸殿から南庭を眺める
こちらの庭は簡素な枯山水庭園。ここから勅使門や二王門を見る。

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宸殿
明治の大火で大半が焼失しているため、大正時代に再建されたもの。

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宸殿から北庭を眺める
南庭とは対照的な庭。白砂の向こうに池が配置された、池泉観賞式の庭園。

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北庭
しばらく時間を忘れ? 鑑賞。

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霊明殿辺りから北庭を眺める
右にちらっと見えるのが宸殿。

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霊明殿辺りから渡り廊下を眺める

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黒書院

御殿&庭園の見学を終え、金堂や五重塔などを目指します。↓

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中門

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観音堂
現在工事中。平成30年春に工事終了予定とある。

中門をくぐり、まっすぐ歩くと金堂が見えるのだが、まずは西(左)に曲がり↓

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鐘楼 重要文化財

さらに西に進むと御影堂があるのだが、見忘れてUターン。↓

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金堂 国宝
仁和寺の御堂。慶長年間造営の御所内裏紫宸殿を寛永年間に移築したもの。
見るからに格の違いを感じる、立派な御堂。

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経蔵

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九所明神

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五重塔 重要文化財
北庭の借景ともなっている五重塔。
層塔型の城と似ているようで、全く別物の五重塔。しかし、子供のころからなぜか、こうした建築物が好きだったので、ガンプラ全盛期に、和風建築のプラモをよく作っていたと思う。 今も変わらず、美しい建築物だと、しばし眺める。

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嵐電北野線・御室仁和寺駅前から二王門を眺める
さようなら仁和寺。 もちろん、ここまで引かなくても二王門は撮影できるが、それぐらい立派な門。 
さすがに御所と呼ばれるだけに、立派な建築物に庭。うーん、素晴らしい。さすがは京の都。
撮影15年6月

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初夏の京都旅-2 洛西の名園を眺める 龍安寺

煌びやかな金閣と名園を眺め、次の目的地、お隣龍安寺を目指します。
お隣といっても、隣接しているわけではないので、バスを利用するのが、一般的だと思います。自分も迷いつつ、 観光案内などを見ると、“きぬかけの路”なる文字。京都市道183号衣笠宇多野線(きぬがさうたのせん)の愛称らしい。ということで、せっかくなので歩いてみることに。

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案内板
金閣寺から、きぬかけの路を通り、龍安寺へ。 歩いて20分ぐらいだったと思う。
ほぼ道なりに進むだけなので、迷うことはないと思う。 この日も、歩いている人も、少数ながらいた。

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きぬかけの路

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龍安寺入口
茶店やお土産屋が並ぶところ。写真右手には厠もあり。

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案内板
大雑把に反時計回りで回る。  駐車場側の入り口から入り、山門 → 鏡容池を眺めながら、庫裡へ → 石庭 → 方丈 → 納骨堂 → 湯どうふ → 鏡容池を眺める。 

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山門
臨済宗妙心寺派・大雲山龍安寺 徳大寺家の別荘を、宝徳2年(1450)管領細川勝元が譲り受けて寺地とし、妙心寺の義天玄承を開山として創建されたもの。

山門の隣に拝観受付がある。 タイミングよく誰もいない時にパチリ。 こちらもそこそこの拝観者がいるが、金閣寺と比べると、ずっと少ない。静かな雰囲気のまま、山門をくぐる。

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三笑橋の辺り(だと思う)
急に山奥のお寺を廻っているのかと思うぐらいの、静かな雰囲気。 新緑がとにかく美しい。

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鏡容池を眺める

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庫裡へと続く石段
庫裡を隠すほどの新緑。

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庫裡
ここが石庭への入り口。

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庫裡内

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石庭の模型
単なるミニチュアではなく、目の不自由な方のための、触って石庭を知るためのもの。

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石庭
枯山水庭園 15個の石は、どの角度から見ても、すべてを数えることはできないらしい。
龍安寺の案内パンフに載っているアングルに近いと思う。 パンフの方がもう少しローアングルかな。

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石庭
東西25m南北10mの空間に、白砂を敷き詰め、15個の石を配したもの。石庭の意味は謎で、見る人の自由な解釈に委ねられている。石庭は菜種油を混ぜた土で造られた油土塀によって囲まれ、時の経過による油の変化が、独特の風合いを醸し出している。(案内パンフより抜粋)

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石庭
おそらく枯山水庭園というものを初めて知ったのが、この龍安寺の石庭だったと思う。
座って静かに眺めて。 このシンプルな庭に、なぜ魅せられてしまうのだろう。

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方丈西側

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方丈内と襖絵

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方丈北側
方丈の南側に石庭がある。北側には北庭があり、つくばいが置かれている。

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 つくばい
文字が見にくいが、真ん中の四角いところを“口”として読むと、“吾唯足知”(われただたるをしる)となる。
水戸光圀の寄進といわれている。

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北庭の池
石庭も渋い庭ではあるが、こちらはもっと渋い。こちらを座って眺める人は、誰もいない。 紅葉の季節になると、また随分景色が変わるのかもしれないが。

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パゴダ
ビルマ(ミャンマー)の仏塔。ビルマ派遣軍英霊之碑。

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納骨堂
こちらにもちょっとした庭園がある。

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湯どうふ
境内あちらこちらにあった“湯どうふ”の看板。
入ったわけではありません。あしからず。

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鏡容池を眺める
石庭よりも古い多島式の池泉回遊式庭園。 本当にこの季節に来てよかったと思った瞬間。

金閣とその庭園も見事ではあったが、あまりの混雑ぶりに、やや戸惑いがあったのも事実。 金閣とは対照的な静かな石庭や鏡容池の周りをゆっくり散策できて、本当に満足でした。
撮影15年6月

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