名鉄河和線住吉町駅から東に3分位向かうと、大きな赤煉瓦造りの建物が見えてくる。ここが半田の赤煉瓦建物、旧カブトビール工場。一時は取り壊しの危機もあった。

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赤煉瓦北側
内部公開用の入口。 普段は一般公開されていないが、平成27年4月から、常時公開される予定らしい。
(平成27年7月18日オープン)
この建物の北側には、戦時中米軍のP-51による、機銃掃射跡が残る。

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内部
工場施設の中枢部は、丸三麦酒株式会社の醸造所として建設され、明治31年(1897年)10月に竣工。その後昭和16年まで、ビール工場として使用された。昭和19年には、中島飛行機製作所の倉庫。昭和23年(1948年)からは日本食品化工株式会社の工場として、コーンスターチなどが製造されていた。

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看板
なぜ三ツ矢サイダー? と思ったが、説明によると、三ツ矢サイダーの販売元とカブトビールが合併したため。

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倉庫内部で行われている新美南吉展
「ごん狐」の作者である新美南吉は半田市の出身。生家も赤煉瓦の近くにある。

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階段
過去に2階部分の公開もされたことがある。常時公開の際には、ぜひ公開してほしい。

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内部のビールコーナー?
ここで復刻されたカブトビールを飲むことができる。この他、醸造の町半田らしく、黒酢ドリンクなども提供されていたほか、ドイツパンなども販売していた。地元の中学生たちも、ボランティアとして案内パンフレットなどを配ったりしていた。

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南側から眺める
木骨煉瓦造、現存するものは極めて少ないらしい。

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南東側から眺める
日本国内において現存する煉瓦造建築として最大級の規模らしい。

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観光として売り出すようになったのは、ごく最近。あまり観光化されるのは個人的には好みではないのだけど、そうしないとごく一部の人しか注目しない。それでは維持が大変なのも事実。イベントでの集客も必要だと思う。保存のために活動する皆さんに感謝です。
撮影13年9月
住所:愛知県半田市榎下町8番地
   
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